シリーズものを読み始めると、なかなか止めるタイミングがつかめないのはわたしだけ?
もちろん、最初からシリーズものと思って読み始めたわけではなく、たまたま読んだ作品が続きに続いていくんだけど。
<かなり思い切って剪定したコムラサキがちゃんと花をつけてくれた>
読み手も1作目を読んだ時には「続編希望」とか「もっとこの主人公の活躍が見たい」とか思うんだけどね。
ずっと主人公の活躍を追い続けてると、最後まで見届けたいという気持ちもあるけど、だんだん「まだ続くのか」なんて思ってきたりしない?
なんだか、ずっと読んできたシリーズをディスってるみたいな言い方になっちゃて申し訳ない

このシリーズ、初めのうちはビブリア古書堂の栞子さんとバイトの五浦君がとても微笑ましく、興味深く読んでたんだけどねぃ。
今回もビブリア古書堂に持ち込まれた謎を解決するお話だけど、読み終えるのに随分時間がかかってしまった。
ある古書店の跡取り息子の死により遺された約千冊の蔵書。高校生になる少年が相続するはずだった形見の本を、古書店の主でもある彼の祖父は、あろうことか全て売り払おうとしているという。なぜ―― (内容紹介より)
つかみはオッケーという感じだったんだけど、だんだん気持ちが薄れてしまったわー。
あまりに時間がかかったので読んでる側から忘れていったのかも…。
依頼人である少年の母親の考えが全く理解できなかったし、栞子(わたしではなく作中人物)の母である智恵子の言動も不可解なまま終わってしまった。
このシリーズ、1作目が出版されてから10年になるそうだ。
そう言われると感慨深いわ。