わりと最近まで(BBAの言う最近は10年以上前だったりするのだけど)絵画にあんまり興味がなかったので、美術館にも縁がなかった。
直島の地中美術館、大阪の国立国際美術館、金沢の21世紀美術館ぐらいしか行ったことがないの。
あ、そういえばトレドでサンタ・クルス美術館に行ったか…。
それも作品展を見にいくというよりは「ついで」なカンジ。
それも作品展を見にいくというよりは「ついで」なカンジ。
どこも、作品より建物の方が印象に残ってる。
地元の美術館にも過去2、3回しか行ってないかも…。
そんな栞子だけど、この間図書館に行った時に書架を物色して、先日読了した『Exit』と一緒に原田マハさんの『常設展示室』を借りてきた。
ゴッホ、ピカソ、フェルメール。6枚の絵画と人生が交差する傑作短編集。いつか終わる恋をしていた私。不意の病で人生の選択を迫られた娘。忘れられないあの人の記憶を胸に秘めてきた彼女。運命に悩みながら美術館を訪れた人々の未来を、一枚の絵が切り開いてくれたーー。(Amazonより)
1.群青
2.デルフトの眺望
3.マドンナ
4.薔薇色の人生
5.豪奢
6.道
それぞれ美術館や絵画にまつわる物語だ。
美術に詳しくない栞子は、ここに登場する絵画をいちいちGoogleで確かめながら読んだわ

1つのエピソードが30ページほどなので、内容は薄いっちゃあ薄いかな。
「薔薇色の人生」は失礼ながら笑っちゃった。
離婚経験のある50前の女性が勤務するパスポート窓口に1人の男性が訪れる。
男性の年齢は64歳、フランス語を話し、穏やかで裕福に見える。
あら、こんなことがあるのかしら…という展開だけど・・・。
「道」はじんわりよかった。
実は、京都の京セラ美術館とか大山崎山荘美術館とかに行ってみたいなーと思ってて、それもあってこの作品を読んだのだ。
物語の中には全く出てこなかったけど。
大山崎山荘美術館でモネの睡蓮を見たいし、むしろどっちも建物自体に興味があるわー。
風薫る若葉の頃になったら、行ってみようかなと目論んでいる。