最近は実用書とか啓発書の類はほとんど読まなくなったのだけど、なぜかちょっと気になって図書館に予約していたのだ。
予約したきっかけは忘れたけど、いつだったか「ヘリクダリスト」の記事を辿っていったら、この本が紹介されていたのかもしれない。
実際読んでみると、栞子が思っていたのとはちょっと違って、主にビジネス文書やプレゼンでわかりやすい文章を書くには…というような内容だった。
栞子が書く文章って、どちらかというと短い方だと思う。
意識して短くしてるわけじゃないけど、性格的なものもあるのかしら、ポンポン投げつけてる感じだよね。
自覚してます。
小学生の頃は作文が大嫌いだった。原稿用紙3枚とか書けなかったもの。
中学生になって、夏休みの宿題の読書感想文をどういうわけか「コンクールに出すからもうちょっとつけ足して長くして」と、当時の国語の先生に言われたのだ。
「そんなの、無理ですぅ」と言うと、「大丈夫、形容詞をいっぱいつければ長くなるから」という返事が返ってきて、目の前がパッと明るくなったような気がしたものだ。
<スノードロップが…、あと少し、もう少し>
大学の卒論は何十枚も書かないといけなかったので、中学校の国語教師のアドバイスに従って修飾語をいっぱいつけて文字数確保したら「小説書いてんじゃねーぞ」と指導教官に怒られたのだった。
文章にもTPOが必要なのね。
ある時期には川上未映子さんの文に憧れてたこともある。
初めて読んだのはエッセイだったんだけど、とにかく1文が長い。文庫本1ページの中に句点がないこともあった。
それが栞子にとってはものすごく新鮮で興味深く、真似して長ーい文を書いてたこともあるわー

結局本書は栞子が思ってた内容とはちょっと違ったんだけど
「接続詞がなくても通じるなら省く」
「読む」ことは「見る」こと・・・など、参考になることもたくさんあったし、気づきもあった。