2年前原作を読んだ時の感想です。↓

また雫井さんにやられた。

ある老夫婦が殺害された事件で、ベテラン検事最上は彼らから借金をしていた人のリストの中に、
記憶に残っている名前を見つける。

それは最上が学生時代住んでいた寮の娘を殺した容疑者として取り調べられた松倉という男だった。が、起訴には至らずその事件は既に時効を迎えていた。
   
それが今回の事件で、松倉の名前を見た時から最上の中で何かが動き始める。

警察が犯人と目星を付けたら、そこからその容疑者を犯人にするべくストーリーが組み立てられ、それに沿って証拠集めをしてく。

こういうふうにして冤罪は作られていくんだなーという思い。

それに対して、まっすぐに正義を貫こうとする若手検事沖野。

すっかり沖野に肩入れして読んでいたけど、沖野の正義は貫かれたはずだけど、どうなの。
晴れて釈放された松倉の態度と白川弁護士の言葉。

もう、これ、わたしの中ではどんでん返しとも言える衝撃だったよ。

沖野がすべてを投げ打って貫いた正義は正しかったのか・・・なんてしみじみ考えさせられてしまった。
もちろん、冤罪は絶対あってはいけないことだけど。
この作品で泣くとは思わなかったけど、沖野と一緒に泣いてしまったわ。

で、これ映画化されるんよねぃ。

最上検事をキムタクがね。
うーん、正直言って物足りない。
もっと重厚なイメージ。

原作の最後、 
最上が先に、「悪かったな」という言葉をそっと沖野の目の前に差し出すように口にした。
という一文。

ものすごく深い、印象的な場面だ。
この場面が映像になるのかどうかわからんけど、できるのか、キムタク。

どんなふうに映像化されるのか見てみたい気もするんだけど、ガッカリするのも怖いなー。

と、こんなことを書いてました。

最上があそこまで松倉に執着する動機というのが、ちょっと薄いなとは思ったのよ。
それこそ自分のキャリアを台無しにして、そこまでする?と。
そこは少し浅い部分は感じられたのだけど、映画は原作よりずっとつまらなかった。


<画像は 映画.com さんよりお借りしています>
スクリーンショット 2019-06-23 16.30.19

原作読んでない人は前半爆睡したんじゃないかと思うくらい。

木村拓哉さんは、HEROの久利生検事がちょっと年取った程度の感じで、やっぱり優秀なベテラン検事には見えなかったよ。
おばちゃん世代としては、あの常にポケットに手を突っ込んでる姿とか上着を肩に担いでる姿がなんかスカしててイヤ。

ひょっとしたら栞子世代にはファンが多いかもしれないけど、だとすると申し訳ないけど、ワタクシ、特にコレといった根拠もなくあの方には辛口です。すみません。

しかも結末が原作と全く違うし…。
栞子の思い入れのあった「悪かったな」という場面はなかったし。
吉高ちゃんは必要だったのか?

原作通りにすると何か支障があったんですかね。
たしかに原作はスッキリした終わり方ではなかったけど。
殺して終わりっていうのもどうよ。
原作には、正義とは何かって、もっと深く考えさせられたのだけど。
ちょっと熱く語りすぎてしまったわ。

ま、気になってた映画を一応観られたので 、いい日だったことにしよう。



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